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4月の園だより 

 桜花の候、御入園・御進級、おめでとうございます。今年度は、下記の職員構成で保育に臨みます。これからの一年間、宜しくお願いします。

令和6(2024)年度  職員紹介

職   員

非常勤職員

 

佐々木哲生

保育教諭

冨士島暁子

副園長

佐々木亮生

 櫻井ゆかり

 

八木谷由美子

 福重由香里

佐々木智子

 枦山美記

さくら

山中 萌

今村愛美

 

川畑茜里

水流沙弥佳

 

福永麻衣

小薗 愛

すみれ

宮薗雅代

伊地知明日香

もみじ

園内志保

深水案里

吉井梨乃

栄養士

丸野明美

つぼみ

宮田幸美

調理師

長濱朋子

栄養士

平 麻奈

英会話講師

高山淳子

西薗 楓

嘱託医

濱﨑クリニック

 

 

とおや治歯科

育 休

田村玲奈

学校薬剤師

躯川導康

  
 令和6年度は、1号(幼稚園)枠7名(定員15名)、2号・3号(保育園)枠86名(定員90名)、合計93名(園全体の定員:105名)でスタートします。

 本園では、原則としてつぼみ組を除く各クラスの定員を20名に設定しています。今年度は4月1日現在、さくら組21名・もも組21名・うめ組19名・すみれ組15名・もみじ組13名・つぼみ組4名です。
 さくら組ともも組は既に定員を超過していますが、うめ組・すみれ組・もみじ組は、定員数までは入園可能です。また、つぼみ組は、特に定員を定めていませんが、職員数との兼ね合いがあるものの、おそらくあと10名ほどは入園可能なのではないかと考えています。

 
クラスだより 
 
 さ く ら 組
 今年度のさくら組は、男の子13名、女の子8名、計21名でスタートします。男の子が多いクラスですが、女の子も男の子に負けないくらい明るく元気で個性あふれる子が多いので、とても賑やかで楽しい毎日になりそうです。
 クラスの構成は、子どもたちも担任も前年度のメンバーと同じなので、順調に滑り出すことができるのではないかと思っています。ただし、環境面ではこれまでと保育室の広さが変わったり、さらに今年度からは園内での位置付けが“年中児”から“年長児”になるので、当初は何となく気持ちがソワソワして落ち着かないことがあったりするかもしれません。
 また、もも組まではいろんな場面での重要な役割はさくら組が担ってくれていたのですが、これからは年長児としての役割を果たすことが求められるようになると共に、他のクラスの子どもたちから意識されたり注目されたりする立場になります。
 具体的には、仏教行事の中のお参りでは、これまでの「開扉・閉扉」から「献灯・献華・献香」へと役割が変わったり、園外保育ではうめ組と手を繋いで歩くようになったりします。さらに、盆踊りや遊戯会などの行事では、縦割り構成のチームごとに踊ったり演じたりする際は、それぞれのチーム盛り上げたり下のクラスの子どもたちをリードしたりすることが期待されるようになります。そこで、今年度のさくら組は、

   自分の思いを分かりやすく言葉で伝えると共に、相手の話に耳を傾け気持ちを理解する。
   すぐにできなくても途中であきらめず、最後までやり遂げる力を身につける。
   集団生活の中での決まりを正しく理解し、自分で善悪を判断して行動できるようになる。
   みんなで目標に向かって協力して取り組むことを通して、お互いを思いやる心を育む。
以上4点を年間の目標として、日々の保育を進めていきたいと思います。一年間を通してこれらの目標を意識することで、子どもたち一人ひとりが心身ともに成長していく中で、年長児として下のクラスのお手本になったり、リードしていったりする存在になっていってほしいです。
 今月前半は、子どもたちが進級したことを実感できるように鞄棚や靴箱、新しいグループや席の場所などを決めたり、当番表を作ったりすることにしています。これまでは、それぞれにキャラクター設定し、それを目印に“自分の物”や場所を把握していましたが、もも組で年間を通じて行った文字の学習によって大半の子が平仮名で書かれた自分の名前を読めるようになってきたので、さくら組からはそれぞれの名前によって“自分の物”を把握することにしたいと思っています。
 この他「灌仏会(花まつり)」やリナシティでのプラネタリウム鑑賞も予定しています。今回は、春の星座を観るので、春の空にはどんな星座が見られるか事前に学習して臨みたいです。
 今月後半は、季節の風物詩の中から「こいのぼり」を題材に取り上げた制作を予定しています。制作に際しては「こいのぼりの由来」を説明して、興味を持って取り組めるようにしたいです。
 子どもたちにとって、いよいよ園で過ごす最後の一年になります。日々の園生活はもちろん、行事ではそれぞれ心に残るような思い出をたくさん作れるようにしていきたいです。そのためにも、これからの毎日が、楽しく充実したものとなるように精一杯努めていきたいと思っています。
 も も 組 

新年度のもも組は、男の子13名、女の子8名、計21名でスタートします。男女ともに仲が良く、元気いっぱいの子が多いので、楽しいクラスになるのではないかと思っています。
 一人ひとりが自らの個性を発揮できるよう、それぞれの持ち味を客観的に観察し、好きなことや得意なことを認め、創造性を育む遊びや自然とのふれあいなどを通して自己表現力を高めるような関わり方をしていきたいです。
 また、行事などの際は、みんなで1つのことに向かって集中して取り組めるような雰囲気づくりを心掛けていきたいです。個々の発達状況に目を向けると、まだ基本的生活習慣が身に付いていない子もいたりするようなので、まずはその自立を図ったり、年中児クラスに進級したことの自覚をもてるような声掛けをしたりしていきたいです。

 今年度のもも組は、
   聞いたことを正しく理解し、自分の言葉で表現できるようになる。
   すぐできなくても諦めず、定めた目標に向かって最後までやり遂げる力を身に付ける。
   集団生活における様々なルールを理解し、それを意識してきちんと守れるようになる。
   相手の立場になって考えたり、周りの人を思いやったりする心を持てるようになる。
 以上の4点を年間の目標に保育を進めていきたいと思います。これらのことを実現していくために、保育計画の中に表現・制作活動、ルールのある遊びや集中力を必要とするようなゲーム、絵本・紙芝居の読み聞かせなどを継続的に取り入れていくことにしています。
 もも組からは、月2回の英会話のレッスンが始まる他、年4回さくら組と一緒にリナシティに行ってプラネタリウムで季節ごとの星座を鑑賞したり、文字や数字のワークブックを使って平仮名の書き取り練習や数字の概念を学んだりする教育的なカリキュラムが新たに加わります。
 また、毎月の「しんらんさまの日」のお参りでは、「開扉・閉扉」の当番も務めるようになります。新たな経験を通して、子どもたちが言語や自然を始め、身の回りの色々なことに興味・関心を持ち、豊かな感性を育んでいけるような環境づくりを工夫していきたいです。

 今月は、自分の新しいマークやグループのメンバーを覚えたり当番表を作ったりすることから始め、「もも組に進級した!」ということを実感できるようにしていきたいです。
 また、担任とはお互いに“はじめまして”の関係になるので、先ずは信頼関係を築くために一人ひとりと向き合うことを心がけ、子どもたちからの語りかけに丁寧に耳を傾けることを通して絆を深め、それぞれに合った対応を工夫していきたいと考えています。

 今月は、中央公園に行って花見をしたり桜をバックに記念撮影をしたりする予定です。うめ組・さくら組と合同で行くので、年長児の良い所を見習ったり年少児の手本になるような行動を意識したりすると共に、異年齢児間での交流も楽しんでほしいと思います。
 行事では、お釈迦さまの誕生を祝う「花まつり」やしんらんさまの誕生を祝う「降誕会」のお寺参りなどがあります
。子どもたちが、いろんなことに興味を持ち積極的に取り組めるような保育を展開していきたいです。

 う め 組 

令和6年度のうめ組は、新しいお友達を1名迎え、女の子12名、男の子7名の計19名でスタートします。元気いっぱいの子が多いので、賑やかなクラスになるのではないかと思っています。
 担任や保育室の場所・環境などが変わるので、慣れないうちは戸惑うこともあったりすると思いますが、一人ひとりの子どもと丁寧に関わり、落ち着いて過ごせるようにしていきたいです。

 うめ組になると、これまでと園生活のリズムが大きく変わります。まず、給食では主食を持ってくるようになる他、園外保育や遠足など、さくら組・もも組と一緒に行動する機会が増えます。
 また、行事などにおいても、運動会では玉入れ・綱引き・マスゲーム・色別リレーなど参加する種目が増えたり、遊戯会では舞踊劇を演じるようになったりします。
 そのため、これからの一年間を通じて上のクラスの子どもたちと一緒に行動したりふれ合ったりする中で多くの刺激を受けたりすることで、いろいろな面で成長していくことを期待しています。

 今年度のうめ組は、次の3点を目標に掲げて保育を進めていきたいと考えています。
①「身の回りのことを自分一人の力で出来るようになる」
②「園生活や遊びを通してルールや決まりを理解し、意識して実行できるようになる」
③「集団生活の中で友だちとの仲を深めながら思いやりの心が持てるようになる」
 園では、卒園するまでに衣服の着脱・排泄・食事・衛生面など「基本的生活習慣」の自立をはじめ、相手の話を理解したり自分の考えを言葉で表現して伝えたり、社会性を身につけたりすることを大切にしています。
 社会性について、発達心理学では子どもの成長発達段階に対応した課題として、「対人行動」「集団行動」「社会的欲求」「社会的関心」の4項目を揚げています。

 「対人行動」とは“他者・他人に対して適切な対応ができること”で、
個人対個人の関係で上手く相手と心を通わせる能力です。
 「集団行動」とは“集団の中で協調的に行動できること”で、「グループ内での自分」というものを適切に判断し、他の
メンバーとうまく調和する行動がとれる能力です。
 「社会的欲求」とは“
仲間として認められたいという欲求を持つこと”で、人に認められることによって「自分を尊重したい」という自我尊厳の欲求が健やかに育っていきます。
 「
社会的関心」とは、“その時代、時代の情勢や風潮に関心を示すこと”なので、これは小学校高学年頃からの課題となります。これらの達成目標は、時期を「卒園するときまで」を意識していますが、うめ組の間、少しずつそれらの力が身につくよう努めていきたいと思います。
 今月前半は、手形取りや当番表を作ったりする他、お釈迦さまの誕生を祝う「花まつり」があります。後半は、友だちとたくさんふれ合うことができるよう簡単なゲームや戸外遊びを計画しています。
 また、自由保育ではブロック遊びやままごと遊びなどのコーナーを作り、その中から自分の好きな遊びを選んで十分に遊びを展開できるような環境を作っていきたいと思っています。

 これから毎日の保育を通してふれあう中で、子どもたちの語りかけに耳を傾け、それぞれの気持ちに寄り添い共感したりすることができるよう心がけながら関わっていきたいです。

 す み れ 組

新年度のすみれ組は、新入園児を1名迎えて15名でスタートします。大半がもみじ組から継続の園児で、担任も持ち上がりということもあり、保育室が変わっても、ほとんどの子が新しい環境での園生活をスムーズに始められるのではないかと思っています。
 今年度のすみれ組は、前年度までの発達状況を踏まえて
①食事や排泄、清潔、睡眠、衣服の着脱など基本的な生活習慣を身につける。
②自分の意思・意見・感情などを相手に言葉や身振り・手振り・表情などで伝えたり、相手の伝えたいことを聴いたり見たりして理解するコミュニケーション力を身につける。
③必要なことは自分で主体的に判断して自身をコントロールする力を身につける。
以上の3点を年間の達成目標に保育を進めていきたいと考えています。
 この中の、コミュニケーション力を高めるには4つの力が必要になります。
①は自分の言いたいことを「伝える力」で、これは相手に分かりやすく、自分の言いたいことをきちんと伝える力のことです。
②は相手の言葉を「聴く力」で、相手の伝えたいことを最後までしっかり聴くという姿勢と態度が必要になります。
③は非言語を「伝える力」です。非言語とは、目の動きや表情、声のトーン、身振り手振りなどのことです。相手が話しやすい雰囲気を作るためには非言語でのコミュニケーションが重要です。
④は非言語を「読み解く力」で、相手の感情や言葉の裏に隠された本当の思いなどを読み取る上で大切になります。
すみれ組では、年間を通して①と②を育んでいきたいです。

 この他、排泄面では、月齢に応じてパンツで過ごす時間が少しでも長くなるようにしていきたいと考えています。トイレトレーニングをする中で漏らしてしまった際は、着替えが必要になりますのでズボンやパンツなどは着替えを多めに入れてください。なお、衣服・パンツ・靴下をはじめ、園に持ってくる物には全て名前の記入をお願いします。
 食事面では、年度の途中から月齢に応じてお箸を使って食べる練習を始めます。そのため、前年度に引き続き、スプーンからお箸への移行がしやすいように、食事をする際スプーンはなるべく下から持つように声掛けしたり、保育にお箸を使う遊びを取り入れたりすることにしています。
 言語面では、絵本や紙芝居などの読み聞かせの機会を継続的に持つようにしたり、保育者とふれ合う中での語らいを通じて、言葉の数が増えるようにしたりしていきたいです。この時期は身体や指先を自分の思い通りに動かすことが出来るようになったり、他の子どもと関わることを好むようになったりします。そのため遊びの幅が広がったり自分のしたい活動に集中したりするようになるので、子どもたちの成長に応じて様々な遊びを取り入れていきたいと思います。
 また、この時期の子どもたちは、自分の思い通りにならないことがあると癇癪を起こしたり、時にはいつまでも泣いたりすることで自分のわがままを押し通そうとしたりすることがあったりします。さらに、上手く言葉で表現できないと思わず手が出てしまうこともあったりしますが、どれほど泣いても拗ねても、何でも自分の思い通りになるわけではないこと、また思っていることは、きちんと言葉で伝えることの大切さを理解できるようにしていきたいです。

 今月は、子どもたちの好きなリトミックや運動遊び、お絵描き、粘土遊び、制作など室内遊びの他、砂場遊び、ボール遊び、しゃぼん玉遊びなど戸外遊びなどを予定しています。まずは、すみれ組での生活に慣れ、楽しく過ごせるような雰囲気作りから始めていきたいです。

 も み じ 組

新年度のもみじ組は、在園児13名でスタートしますが、下旬には新しいお友だちが1名加わり14名になります。子どもたちは、これまでと保育室や担任が変わったりすることで、最初は戸惑ったりすることがあるかと思われます。
 また、午睡も保育室が違うだけでなく、すみれ組と一緒に行うようになるので、何となく落ち着かなかったりすることがあるかもしれません。
 さらに、今月2歳になる4月生まれの子と先月1歳になったばかりの3月生まれの子とでは、成長度が大きく違うので、同じ保育室で過ごしていても生活リズムが合わなかったりすることもあります。
 そこで、今月はできるだけ子どもたち一人ひとりと十分にふれあうようにして、まずは園での一日を安心して過ごすことができるような環境・雰囲気作りを心がけていきたいと考えています。

 今年度のもみじ組は、次の3点を年間の目標に保育を進めていきたいと思います。
   基本的生活習慣の習得への意欲を育てる。
月齢や成長段階の個人差などに配慮しながら、食事・排泄・睡眠などの基本的生活習慣が徐々に身につくようにするため「自分のことは自分でする」という意欲を大切に育てていきたいです。
   語彙数を増やし、コミュニケーション能力を育てる。
絵本やカードを使って、食べ物や色・周囲にある身近な物などの名前を教え、それらを言葉にして言えるようにしたり、保育者や友だちと関わる中で単語をつなげて簡単な会話を楽しむ中で、言葉による意思の疎通ができるようにしたりしていきたいです。
③「して良いこと」と「してはいけないこと」との違いを理解できるようになる。
 様々な遊びを通して、色々なことに興味・関心が持てるようにすると共に、ダメなことと良いこととの違いが分かるように言葉かけをして、社会性が身につくようにしていきたいです。
 この時期の子どもたちは「自分は自分、他人とは違う存在である」という事の区別が徐々にできるようになってきます。そのため「自分でする」とか「いや」などと、自分の思いにこだわったり、時には泣いたりすることで自分の思いを強く主張するようになったりします。
 これは「自我形成期」に見られる発達の一過程ですが、自己主張している時は、一人ひとりの気持ちを受け止め、思いを共有できるような言葉かけを工夫して子どもの気持ちに寄り添うことを心掛けいきたいです。
 ただし、まだ自分の思いをうまく言葉にして伝えることができないことから、泣いて主張するような時は、子どもの思いを推し量り、それを言葉にして問いかけ、何を伝えたいのか確かめたり、言葉で伝えることの大切さを繰り返し語りかけたりしていきたいと考えています。
 対人関係では、一人遊びから次第に友だちと関わって遊ぶようになります。まだ自分の思いを上手く言葉で表現できなかったりすると、もどかしさから思わず友だちを叩いたり、時には噛みつくこともあったりします。噛みつきはこの時期に見られる一過性の現象ですが、室内で過ごすことが多いので、天候に応じて室外に出て気分転換を図ったり、十分にふれあったりしてケガのないように留意し、一人ひとりの思いをきちんと受け止め満たしていけるような関わり方を心がけていきたいです。

  つ ぼ み 組
 新年度のつぼみ組は、新入園児4名を迎えてスタートします。全員が新入園児ということもあり、当初は慣れない環境の中で過ごすことになるため、しばらくの間は不安を感じて泣いたりすると思われます。ただ、園児が4名ということもあり、十分に関わることができるので、年度当初はゆったりとした雰囲気の中で、一人ひとりと十分にふれあっていくことから始めていきたいです。
 今年度のつぼみ組は、
   月齢や成長段階などの個人差に配慮しながら、それぞれの生活リズムに合わせて食事・排泄・睡眠などの生理的欲求を十分に満たし、情緒の安定を図る。
   「聞く・見る・触る」などの経験を通して、運動機能の発達を図る。
   喃語や片言など、子どもたちからの語りかけに耳を傾け、言葉のやりとりを楽しむ。
 以上の3点を目標に掲げ、日々の保育を進めていくことにしています。
 食育の面では、授乳や離乳期はご家庭と連携し、離乳食・幼児食への移行については栄養士の先生と相談しながら進めていきたいと考えています。授乳は、月齢・発達度もそれぞれ異なるので、子どもたちの生活リズムに合わせて、時間や量などを考慮したいと思っています。
 子どもたちが言葉を獲得していく際は、保育者がただ漠然と言葉を口にするのではなく、「物・動作・感情」などと結びつけて話しかけ理解させることが効果的です。そこで、授乳の際は目と目を合わせながら優しく語りかけたり、食事のときは「おいしいね」「もぐもぐしようね」などの声かけをしたりすることで食べることへの意欲を持たせたり、オムツ交換の際は「気持ちわるいね」「きれいにしようね」といったことを口にしながら行うようにして、言語面での発育を図っていきたいと思っています。また、排便があった場合は時間や便の状態を記録したりして、子どもたちの健康管理に留意するとともに、快適に過ごせるように配慮していきたいです。
 歩行面では、子どもたちは寝返り・ずり這い・ハイハイ・つかまり立ち・つたい歩きなどの過程を経てだんだん歩けるようになっていきますが、これには到達時期に個人差があります。概ね歩けるようになる生後1年頃までは、筋肉の発達を促す効果のある遊びとうつぶせが非常に重要だといわれています。なぜなら、これらの遊びを通して運動能力が発達していくだけではなく、歩くのに必要な自信や自律性も育っていくからです。そこで、歩行に向けての活動が十分に出来るような遊びを取り入れて、毎日楽しく過ごしながら歩行面の発達を援助していきたいです。
 また、今の時期は季節の変わり目で、日によって急に気温が変化したりすることがあります。つぼみ組の子どもたちは、まだ幼いために気候の変化にうまく対応できず体調を崩したりすることがあるので、定期的に視診をして健康管理には特に留意していきたいです。
 今月は、「花まつり」・「しんらんさまの日」のお参り・誕生会などの行事があります。つぼみ組の子どもたちは、一日の大半を保育室で過ごしますが、行事では全園児が遊戯室に集うので、上のクラスの子どもたちの様子を見たりしながら賑やかな雰囲気を楽しんでもらいたいです。
 給 食 だ よ り
 今月の給食は「新じゃがいも」「春キャベツ」「新玉葱」「たけのこ」など、春が旬の野菜を多く取り入れる予定です。その中の「たけのこ」には、食物繊維とカリウムが多く含まれています。食物繊維は、便秘解消・大腸がん予防に効果があります。また、カリウムには高血圧を抑制して、生活習慣病を防ぐ働きがあります。
 たけのこの切り口に見られる白い粉は「チロシン」といううまみ成分です。チロシンには新陳代謝を活発にしてホルモンのバランスを整え、脳を活性化させる働きがあります。そのため老化防止に効果があります。
 たけのこの保存法は、すぐに皮付きのまま茹で、ゆで汁ごと密閉容器に入れて冷蔵庫で保存してください。茹でる際に、ぬかや赤唐辛子を入れるとえぐみが取れます。
 
料理の煮物として調理する際には、米糠と輪切り唐辛子などと一緒に茹でると効果的にアク抜きができますが、米糠がないときは米のとぎ汁が使われます。タケノコは皮付きのまま穂先を斜めに切り落として、さらに皮の部分に縦に切れ目を入れておき、深鍋に米糠などを一緒に被るほどの水に入れて、吹きこぼれないように水を足して様子を見ながら弱火で40分から1時間ほどかけてゆっくりと茹でます。串が通るほどやわらかくなったら火を止めて、湯に浸けたまま完全に冷ましたあと、米糠を洗い流して皮を剥いてから料理に使います。
 
今月は、「春野菜スパゲティ」「若竹汁」「ミートボール」「豆腐の野菜あんかけ」があるほか、おやつには、「ココアドーナツ」「ちんすこう」「フルーツポンチ」「ぶどうゼリー」などがあります。
 今年度も、子どもたちが給食やおやつを楽しみに、毎日元気に登園できるよう栄養満点の給食を作りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
         


 
 
送迎の際は、必ずこども園道路向かいの願生寺駐車場を御利用下さい。
 こども園下の道路は「駐車禁止区域」である上に幅も狹く、路上に駐車をされ
ますと他の通行車輛の迷惑になるばかりか、こども園と駐車場間を子ども達が
横断する際に、駐車車輛が遮蔽物となり、とても危険です。
 御面倒でも、必ず駐車場を御利用下さいますよう、重ねてお願い致します。






 
子どもの施設の安全点検


実施状況確認書

当園は、令和5年3月5日「生活安心プロジェクト」に関する関係局省庁局長連絡会議申合せ、
「子どもの施設の安全全国一斉総点検」に基づき、点検実施状況等について、以下のとおり確認し
ましたので、お知らせします。お気づきの点がありましたら下記施設管理者までご連絡下さい。



1 当園は遊具安全確認規定に基づき、目視による日常点検を毎日実施しています。

2 令和5年3月5日に遊具安全確認規定に基づき園庭遊具について日常点検を行い
施設の安全性を確認しました。以後も継続的に遊具の安全確認を行います。

令和5年3月5日

施設管理者名 アソカこども園

(連絡先:0994-42-3801




-安心で質の高い暮らしに向けた総点
  生活安心プロジェクト

-生活安心プロジェクト-
  4つの国民運動






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