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7月の園だより | ||
今年の梅雨入り(5月16日)は例年にくらべて半月ほど早かったのに、後から梅雨入りした沖縄・奄美地方の方が先に梅雨明けしてしまいました。また、先月上旬には「非常に激しい雨が同じ場所で降り続き、命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まる」とされる線状降水帯が発生し、鹿屋市で1時間当たり44ミリの激しい雨が降ったり、まだ6月だというのに猛暑日になる日もあったりしました。近年、当たり前のようになった感のある異常気象ですが、何と九州南部は平年より18日、昨年よりも19日早く6月27日には梅雨明けしてしまいました。6月中に梅雨が明けるのは、統計がある1951年以降では1955年の6月24日以来70年ぶりのことだそうです。今年は、「長~い夏」になりそうです。 さて、昨年の鹿児島は、梅雨明けからお盆明けまで連続22日間、最高気温が35度以上となる「猛暑日」が続き、合計では40日もありました。これまで猛暑日が2桁になる年は少なく、最多でも2013年の28日が突出していましたが、昨年はその記録をあっさりと抜いてしまい、酷暑・炎暑・極暑といった言葉が次々と思い浮かぶような、まさに「暑~い夏」でした。 ・「猛暑」は、「激しい暑さ」という意味で、気温がいちじるしく高いことをいい、文字通り「猛烈な暑さ」のことを言います。また、「猛」は「ののしる犬」を表しており、「たけだけしい」「きびしい」という意味、「暑」には「太陽がものを煮るほどあつい」という意味があります。本来、猛暑という言葉自体には「〇〇℃以上」という数値の定義はなかったのですが、現在気象庁によって「日中の最高気温が35℃以上の日」は、「猛暑日」とすることが定められています。 ・「酷暑」は、「ひどく暑いこと」「真夏のきびしい暑さ」といった意味の言葉で、やはり気温が高く暑さが著しいことを指しています。酷暑もやはり、きびしい暑さを表す言葉ですが、明確な数値の定義はありません。「酷暑日」という言葉は、以前マスコミで「最高気温が35℃以上の日」を指して使われていたため「酷暑」の語が広まったという経緯があります。しかし、気象庁が同様の日を「猛暑日」と定義して以降は、「酷暑日=猛暑日の俗称」という位置づけに変わりました。 ・「炎暑」とは、「真夏の焼け付くような暑さ」という意味の言葉です。「炎」の字は「燃え上がるほのお」の象形から成り、「ほのお」「もえる」「熱い、暑い」の意味を持ちます。炎暑も明確な温度の定義はなく、漠然と暑さがはげしいことを指す点で「猛暑」などと同じです。なお、時候の挨拶文で「炎暑の砌」と使われたりしますが、「炎暑日」という形で使われることはありません。 記述の通り、昨年は記録的な猛暑でしたが、気象予報によれば、今年は「近年の中ではかなり暑い夏になる」とのことです。ということは、少なくとも昨年並み、あるいはそれ以上に暑くなりそうということですから、想像しただけで早くも夏バテしそうな感じです。 |
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クラスだより | ||
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さ く ら 組 | ||
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も も 組 | ||
今月前半は、制作活動や伝承遊び、星座鑑賞などを計画しています。 制作活動では、夏の風物詩の中から子どもたちの大好きなアイスクリームを題材に取り上げます。それぞれ自分の好きな味や色のアイスをイメージして張り切って取り組んでほしいです。 伝承遊びの「花いちもんめ」を先月初めて行なってみたのですが、歌詞を覚えるのに時間がかかったり、相手チームの中から誰を呼ぶか話し合う場面ではなかなか決まらなかったりしました。それでも、終わった後は「楽しかった!」と言う子が多かったので、繰り返し遊ぶことでルールを理解し、子どもたちだけでも遊べるようにするため取り入れることにしました。今回は、新たに「おせんべ焼けたかな」や「ずいずいずっころばし」など室内で座ってできるものや、「だるまさんがころんだ」や「いろはにこんぺいとう」など広い場所で全身を使って楽しめるものまで、いろいろな種類の伝承遊びを一緒に楽しみたいと思っています。 リナシティのプラネタリウムでは、今回は夏の星座を鑑賞します。前回の春の鑑賞の時と同様、今回も星座の図鑑などを使って事前に学習し、興味を持って臨めるようにしたいです。また、行き帰りの交通ルールやホール内でのマナーを守ることなど社会性も身につけてほしいです。 この他、来月の盆踊りに向けて踊りの練習を始めます。盆踊りの舞台発表は、各クラスを3グループに分けて異年齢児による縦割り構成で踊ります。そのため、練習は他のクラスの子どもたちと合同で行うことになるので、楽しい雰囲気の中で一緒に仲良く取り組んでもらいたいです。 また、子どもたちが楽しみにしているプール遊びも始まります。週3回(月・木・土)のペースで中旬までは芝生園庭にプールを設置して、さくら組・うめ組と一緒に遊びます。下旬からは天候を見ながら中央公園の市営プールにも行く予定です。市営プールは2種類の幼児用プールがありますが、もも組はさくら組と一緒の深い方のプールを使います。最初は少し深く感じるかもしれませんが、少しずつ慣れていってほしいです。プール遊びでは、夏ならではの遊びを楽しむと共に、この夏を通して次の3項目を目標に設定して、8月末にはみんなが達成できればいいなと思っています。 ①一人で水着の着脱を行い、衣服の片付けができるようになる ②水の中に顔をつけられるようになる ③市営プールではプールサイドをつかんでバタ足ができるようになる」 今月後半は、お箸つかみ遊びや子どもたちの大好きなリトミックなどを予定しています。 お箸つかみ遊びでは、まだ箸をグーで握ったり上手く使いこなせなかったりする子や補助付き箸を使っている子が数人いるので、楽しみながら、お箸を上手に使えるようにしたいです。習熟度には個人差があるので、一人ひとり丁寧に教えていきたいです。 リトミックは、音楽に合わせて体を動かすことで、感情表現やリズム感、協調性を自然に身につけることができます。リズムやメロディに合わせて手を叩く、歩く、踊るといったシンプルな動作から始め少しずつ難易度を上げていくことにしています。 この他「もじとせん」や「たのしいかず」のテキストを使った学習も継続して行ないます。 |
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う め 組 | ||
今月から、いよいよ子どもたちが楽しみにしているプール遊びが始まります。今月の中旬までは、遊戯室東側の芝生園庭にプールを出して行い、下旬からは中央公園のプールを利用して、夏ならではの遊びを楽しむ予定です。今年の夏、うめ組では3つの項目を目標に掲げ、プール遊びを通して少しでも達成できるようにしていきたいと思っています。 ① 着替えたり衣服の後片付けをしたりすることが、自分一人でできるようになる。 ② 水が顏にかかっても気にしなかったり、水に顏を浸けることができるようになったりする。 ③ プールでの約束ごとを知り、きちんと守って遊べるようになる。 ① 衣服の着脱や後片付けは、日頃から自分一人でできるように取り組んでいます。しかし、まだうまくボタンが外せなかったり、脱いだ服を綺麗に畳むことができなかったりしています。また、衣服の裏表や前後が反対になってしまう子も多いです。プール遊びをすることによって着替える回数が増えるので、少しずつ自分だけの力でできるように援助していきたいです。 ② プール遊びは好きな子が多いのですが、中には水を怖がったり顔にかかることをすごく嫌がったりする子もいます。無理強いをしてプール遊びに対する嫌悪感を植え付けることのないよう、しゃぼん玉や水風船などを使って楽しみながら少しずつ水に慣れていって欲しいです。 ③ プールサイドを走ったりプール内で友達を押したり引っ張ったりしないなど、プール遊びでの約束ごとをきちんと理解し、安全面に十分に気をつけながら遊べるようにしたいです。 うめ組から中央公園のプールを利用するようになるのですが、行き帰りはさくら組の子どもたちと手を繋いで歩きます。大半は歩道を歩くのですが、体育館の近くで道路を横断する箇所があるので、その際は保育者の指示にしたがって、迅速に歩行するよう声掛けしたいと思います。なお、今年の夏も気温の高くなる日の多いことが予想されています。近年は、気象予報でその日の気温が35℃を超える猛暑日となることが予想されている場合は、熱中症になる危険を回避するため中央公園でのプールの使用は見合わせ、芝生園庭のプールで遊ぶことにしています。 また、園でプール遊びを行う際は、色水遊びを取り入れたいと思っています。色の三原色「赤」「青」「黄」の色水を用意し、カップに色水を混ぜて遊ぶことで混色の楽しさを味わえるようにしたいです。色水遊びは、新しい色を作ることで創造性を育んだり、水に触れる感触や色の変化を見ることを通して色彩感覚を身につけたりすることができます。また、知的探求心が刺激され、どうすれば思い通りの色が作れるのか、どうしてこの色になるのかといった疑問が浮かぶことで、「もっと知りたい」という欲求が生まれます。そして、さまざまな実験や試行錯誤を通じて、問題を解決する方法を見つけ出せます。新しい発見や経験をたくさんしてもらいたいです。 制作活動では、「海の日」にちなんで海の生き物を題材に取り上げることにしています。海にはどのような生き物がいるのか、またどのような暮らしをしているのかといったことなどを子どもたちと語り合ったりして、夏の海に思いをはせながら制作を進めていきたいと思っています。 |
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す み れ 組 | ||
今月から、原則として火曜日と金曜日の週2回、遊戯室東側の芝生園庭にミニプールを出して水遊びを行います。始めは、水の冷たさを嫌がったり、プールを怖がったりする子もいたりするのではないかと思いますが、保育者や子ども同士で一緒に遊ぶ中で、少しずつ水の感覚に慣れてプール遊びを楽しめるようになって欲しいです。また、遊ぶ際は、おもちゃや水風船、シャボン玉、水に浮くブロックなどを用意し、子どもたちが楽しく遊べるような環境づくりを工夫して、夏ならではの遊びを満喫することができるようにしていきたいです。 |
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も み じ 組 | ||
今月から週に1回(毎週水曜日)のペースで、プール遊びを始めます。先日、プールに少しだけ水を溜めて水遊びをしたところ、「初めて」という子が多かったこともあり、水の中に足を浸けただけで泣いてしまう子がほとんどでした。そこで、無理にプールに入れたりせず、浅く水を溜めたタライの周りでプリンカップや水遊び用の玩具などを使って遊んだりして、まずは水の冷たさに慣れることから始めていきたいと思っています。少しずつ慣れてきた子は、タライの中に座らせたり、肩から水を掛けたりしながらプール遊びに繋げていきたいです。そして、夏ならではの遊びを十分に楽しめるようにしたいです。また、プールの中に入らずに遊ぶ子には、帽子を被らせたり水分補給や時々手足に水をかけたりして、熱中症予防に留意しながら行うようにしたいです。 |
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つ ぼ み 組 | ||
月齢9か月の子どもたちは、喃語を口にするようになり、保育者が語りかけると笑ったり声かけに応えたりするなど、表情や感情表現が豊かになってきました。また「〇〇くん」とよびかけると、自分の名前を認識できるようになってきているため、声のする方を向くようになり、ずり這いやハイハイなどをしながら保育者の方に近づいてきたり、身振りや表情などを併せて保育者との間でやり取りをしたりするようになってきました。そこで、今月は動くおもちゃやボールなど「目で追う」「手や足の感覚を使う」といった五感をフルに使う遊びを取り入れ、行動範囲を広げたり、運動機能のさらなる発達を図ったりしていきたいと思っています。 |
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給 食 だ よ り | ||
今月の給食は、7日の「七夕」の日に「そうめん汁」を作ります。「そうめん」は、千年前から既に七夕の行事食だったそうです。そうめんのルーツは、奈良時代に中国から伝わった「索餅(さくべい)」という小麦粉を縄のように編んだお菓子風の料理だと言われています。七夕にそうめんを食べるようになった経緯については、古代中国で7月7日に亡くなった帝の子が好きだった索餅を供えたところ、無病息災で過ごせるようになったという伝説や、そうめんを天の川や織姫の織り糸に見立てて食べるようになったという説もあります。 |
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送迎の際は、必ずこども園道路向かいの願生寺駐車場を御利用下さい。 こども園下の道路は「駐車禁止区域」である上に幅も狹く、路上に駐車をされ ますと他の通行車輛の迷惑になるばかりか、こども園と駐車場間を子ども達が 横断する際に、駐車車輛が遮蔽物となり、とても危険です。 御面倒でも、必ず駐車場を御利用下さいますよう、重ねてお願い致します。 |
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子どもの施設の安全点検 実施状況確認書 当園は、令和5年3月5日「生活安心プロジェクト」に関する関係局省庁局長連絡会議申合せ、 「子どもの施設の安全全国一斉総点検」に基づき、点検実施状況等について、以下のとおり確認し ましたので、お知らせします。お気づきの点がありましたら下記施設管理者までご連絡下さい。 記 1 当園は遊具安全確認規定に基づき、目視による日常点検を毎日実施しています。 2 令和5年3月5日に遊具安全確認規定に基づき園庭遊具について日常点検を行い 施設の安全性を確認しました。以後も継続的に遊具の安全確認を行います。 令和5年3月5日 施設管理者名 アソカこども園 (連絡先:0994-42-3801) ![]() -安心で質の高い暮らしに向けた総点 生活安心プロジェクト -生活安心プロジェクト- 4つの国民運動 ![]() |
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