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7月の園だより 

今年の梅雨入り(5月16日)は例年にくらべて半月ほど早かったのに、後から梅雨入りした沖縄・奄美地方の方が先に梅雨明けしてしまいました。また、先月上旬には「非常に激しい雨が同じ場所で降り続き、命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まる」とされる線状降水帯が発生し鹿屋市で1時間当たり44ミリの激しい雨が降ったり、まだ6月だというのに猛暑日になる日もあったりしました。近年、当たり前のようになった感のある異常気象ですが、何と九州南部は平年より18日、昨年よりも19日早く6月27日には梅雨明けしてしまいました。6月中に梅雨が明けるのは、統計がある1951年以降では1955年の6月24日以来70年ぶりのことだそうです。今年は、「長~い夏」になりそうです

さて、昨年の鹿児島は、梅雨明けからお盆明けまで連続22日間、最高気温が35度以上となる「猛暑日」が続き、合計では40日もありました。これまで猛暑日が2桁になる年は少なく、最多でも2013年の28日が突出していましたが、昨年はその記録をあっさりと抜いてしまい、酷暑・炎暑・極暑といった言葉が次々と思い浮かぶような、まさに「暑~い夏」でした。
 気温30℃以上の日を「真夏日」と言いますが、近年は以前あまり聞くことのなかった「猛暑」や「酷暑」と言った言葉をよく耳にするようになりました。他にも似たような言葉として、「炎暑」「極暑」といったものがありますが、これらの言葉には、それぞれ次のような意味があります。

 ・「猛暑」は、「激しい暑さ」という意味で、気温がいちじるしく高いことをいい、文字通り「猛烈な暑さ」のことを言います。また、「猛」は「ののしる犬」を表しており、「たけだけしい」「きびしい」という意味、「暑」には「太陽がものを煮るほどあつい」という意味があります。本来、猛暑という言葉自体には「〇〇以上」という数値の定義はなかったのですが、現在気象庁によって「日中の最高気温が35℃以上の日」は、「猛暑日」とすることが定められています。

 ・「酷暑」は、「ひどく暑いこと」「真夏のきびしい暑さ」といった意味の言葉で、やはり気温が高く暑さが著しいことを指しています。酷暑もやはり、きびしい暑さを表す言葉ですが、明確な数値の定義はありません。「酷暑日」という言葉は、以前マスコミで「最高気温が35℃以上の日」を指して使われていたため「酷暑」の語が広まったという経緯があります。しかし、気象庁が同様の日を「猛暑日」と定義して以降は、「酷暑日=猛暑日の俗称」という位置づけに変わりました。

 ・「炎暑」とは、「真夏の焼け付くような暑さ」という意味の言葉です。「炎」の字は「燃え上がるほのお」の象形から成り、「ほのお」「もえる」「熱い、暑い」の意味を持ちます。炎暑も明確な温度の定義はなく、漠然と暑さがはげしいことを指す点で「猛暑」などと同じです。なお、時候の挨拶文で「炎暑の砌」と使われたりしますが、「炎暑日」という形で使われることはありません。

 ・「極暑」とは、「きわめて暑いこと」「夏の暑さの盛り」という意味の言葉です「極」の字は、「屋根の最も高いところ」を表し、「きわみ」の意味を持ちます。「極暑」もやはり、「猛暑」などと同様に、明確な数値による定義はありません。主な意味合いも他の語と同様ですが、日差しがない場面でも使えるという点が、「炎暑」との違いとなっています。
 記述の通り、昨年は記録的な猛暑でしたが、気象予報によれば、今年は「近年の中ではかなり暑い夏になる」とのことです。ということは、少なくとも昨年並み、あるいはそれ以上に暑くなりそうということですから、想像しただけで早くも夏バテしそうな感じです。
 
クラスだより 
 
 さ く ら 組
 今年の梅雨入り(5月16日)は例年にくらべて半月ほど早かったのに、後から梅雨入りした沖縄・奄美地方の方が先に梅雨明けしてしまいました。また、先月上旬には「非常に激しい雨が同じ場所で降り続き、命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まる」とされる線状降水帯が発生し鹿屋市で1時間当たり44ミリの激しい雨が降ったり、まだ6月だというのに猛暑日になる日もあったりしました。近年、当たり前のようになった感のある異常気象ですが、何と九州南部は平年より18日、昨年よりも19日早く6月27日には梅雨明けしてしまいました。6月中に梅雨が明けるのは、統計がある1951年以降では1955年の6月24日以来70年ぶりのことだそうです。今年は、「長~い夏」になりそうです。

さて、昨年の鹿児島は、梅雨明けからお盆明けまで連続22日間、最高気温が35度以上となる「猛暑日」が続き、合計では40日もありました。これまで猛暑日が2桁になる年は少なく最多でも2013年の28日が突出していましたが、昨年はその記録をあっさりと抜いてしまい、酷暑・炎暑・極暑といった言葉が次々と思い浮かぶような、まさに「暑~い夏」でした。
 気温30℃以上の日を「真夏日」と言いますが、近年は
以前あまり聞くことのなかった「猛暑」や「酷暑」と言った言葉をよく耳にするようになりました。他にも、似たような言葉として、「炎暑」「極暑」といったものがありますが、これらの言葉には、それぞれ次のような意味があります。

 ・「猛暑」は、「激しい暑さ」という意味で、気温がいちじるしく高いことをいい、文字通り「猛烈な暑さ」のことを言います。また、「猛」は「ののしる犬」を表しており、「たけだけしい」「きびしい」という意味、「暑」には「太陽がものを煮るほどあつい」という意味があります。本来、猛暑という言葉自体には「〇〇以上」という数値の定義はなかったのですが、現在気象庁によって「日中の最高気温が35℃以上の日」は、「猛暑日」とすることが定められています。

 ・「酷暑」は、「ひどく暑いこと」「真夏のきびしい暑さ」といった意味の言葉で、やはり気温が高く暑さが著しいことを指しています。酷暑もやはり、きびしい暑さを表す言葉ですが、明確な数値の定義はありません。「酷暑日」という言葉は、以前マスコミで「最高気温が35℃以上の日」を指して使われていたため「酷暑」の語が広まったという経緯があります。しかし、気象庁が同様の日を「猛暑日」と定義して以降は、「酷暑日=猛暑日の俗称」という位置づけに変わりました。

 ・「炎暑」とは、「真夏の焼け付くような暑さ」という意味の言葉です。「炎」の字は「燃え上がるほのお」の象形から成り、「ほのお」「もえる」「熱い、暑い」の意味を持ちます。炎暑も明確な温度の定義はなく、漠然と暑さがはげしいことを指す点で「猛暑」などと同じです。なお、時候の挨拶文で「炎暑の砌」と使われたりしますが、「炎暑日」という形で使われることはありません。

 ・「極暑」とは、「きわめて暑いこと」「夏の暑さの盛り」という意味の言葉です「極」の字は、「屋根の最も高いところ」を表し、「きわみ」の意味を持ちます。「極暑」もやはり、「猛暑」などと同様に、明確な数値による定義はありません。主な意味合いも他の語と同様ですが、日差しがない場面でも使えるという点が、「炎暑」との違いとなっています。
 記述の通り、昨年は記録的な猛暑でしたが、気象予報によれば、今年は「近年の中ではかなり暑い夏になる」とのことです。ということは、少なくとも昨年並み、あるいはそれ以上に暑くなりそうということですから、想像しただけで早くも夏バテしそうな感じです
 
 も も 組 
 今月前半は、制作活動や伝承遊び、星座鑑賞などを計画しています。
 制作活動では、夏の風物詩の中から子どもたちの大好きなアイスクリームを題材に取り上げます。それぞれ自分の好きな味や色のアイスをイメージして張り切って取り組んでほしいです。
 伝承遊びの「花いちもんめ」を先月初めて行なってみたのですが、歌詞を覚えるのに時間がかかったり、相手チームの中から誰を呼ぶか話し合う場面ではなかなか決まらなかったりしました。それでも、終わった後は「楽しかった!」と言う子が多かったので、繰り返し遊ぶことでルールを理解し、子どもたちだけでも遊べるようにするため取り入れることにしました。今回は、新たに「おせんべ焼けたかな」や「ずいずいずっころばし」など室内で座ってできるものや、「だるまさんがころんだ」や「いろはにこんぺいとう」など広い場所で全身を使って楽しめるものまで、いろいろな種類の伝承遊びを一緒に楽しみたいと思っています。
 リナシティのプラネタリウムでは、今回は夏の星座を鑑賞します。前回の春の鑑賞の時と同様、今回も星座の図鑑などを使って事前に学習し、興味を持って臨めるようにしたいです。また、行き帰りの交通ルールやホール内でのマナーを守ることなど社会性も身につけてほしいです。
 この他、来月の盆踊りに向けて踊りの練習を始めます。盆踊りの舞台発表は、各クラスを3グループに分けて異年齢児による縦割り構成で踊ります。そのため、練習は他のクラスの子どもたちと合同で行うことになるので、楽しい雰囲気の中で一緒に仲良く取り組んでもらいたいです。
 また、子どもたちが楽しみにしているプール遊びも始まります。週3回(月・木・土)のペースで中旬までは芝生園庭にプールを設置して、さくら組・うめ組と一緒に遊びます。下旬からは天候を見ながら中央公園の市営プールにも行く予定です。市営プールは2種類の幼児用プールがありますが、もも組はさくら組と一緒の深い方のプールを使います。最初は少し深く感じるかもしれませんが、少しずつ慣れていってほしいです。プール遊びでは、夏ならではの遊びを楽しむと共に、この夏を通して次の3項目を目標に設定して、8月末にはみんなが達成できればいいなと思っています。
①一人で水着の着脱を行い、衣服の片付けができるようになる
②水の中に顔をつけられるようになる
③市営プールではプールサイドをつかんでバタ足ができるようになる」

 今月後半は、お箸つかみ遊びや子どもたちの大好きなリトミックなどを予定しています。 
 お箸つかみ遊びでは、まだ箸をグーで握ったり上手く使いこなせなかったりする子や補助付き箸を使っている子が数人いるので、楽しみながら、お箸を上手に使えるようにしたいです。習熟度には個人差があるので、一人ひとり丁寧に教えていきたいです。
 リトミックは、音楽に合わせて体を動かすことで、感情表現やリズム感、協調性を自然に身につけることができます。リズムやメロディに合わせて手を叩く、歩く、踊るといったシンプルな動作から始め少しずつ難易度を上げていくことにしています。
 この他「もじとせん」や「たのしいかず」のテキストを使った学習も継続して行ないます。
 う め 組 
 今月から、いよいよ子どもたちが楽しみにしているプール遊びが始まります。今月の中旬までは、遊戯室東側の芝生園庭にプールを出して行い、下旬からは中央公園のプールを利用して、夏ならではの遊びを楽しむ予定です。今年の夏、うめ組では3つの項目を目標に掲げ、プール遊びを通して少しでも達成できるようにしていきたいと思っています。
  着替えたり衣服の後片付けをしたりすることが、自分一人でできるようになる。
 ② 水が顏にかかっても気にしなかったり、水に顏を浸けることができるようになったりする。
 ③ プールでの約束ごとを知り、きちんと守って遊べるようになる。
衣服の着脱や後片付けは、日頃から自分一人でできるように取り組んでいます。しかし、まだうまくボタンが外せなかったり、脱いだ服を綺麗に畳むことができなかったりしています。また、衣服の裏表や前後が反対になってしまう子も多いです。プール遊びをすることによって着替える回数が増えるので、少しずつ自分だけの力でできるように援助していきたいです。
プール遊びは好きな子が多いのですが、中には水を怖がったり顔にかかることをすごく嫌がったりする子もいます。無理強いをしてプール遊びに対する嫌悪感を植え付けることのないよう、しゃぼん玉や水風船などを使って楽しみながら少しずつ水に慣れていって欲しいです。
プールサイドを走ったりプール内で友達を押したり引っ張ったりしないなど、プール遊びでの約束ごとをきちんと理解し、安全面に十分に気をつけながら遊べるようにしたいです。
 うめ組から中央公園のプールを利用するようになるのですが、行き帰りはさくら組の子どもたちと手を繋いで歩きます。大半は歩道を歩くのですが、体育館の近くで道路を横断する箇所があるので、その際は保育者の指示にしたがって、迅速に歩行するよう声掛けしたいと思います。なお、今年の夏も気温の高くなる日の多いことが予想されています。近年は、気象予報でその日の気温が35℃を超える猛暑日となることが予想されている場合は、熱中症になる危険を回避するため中央公園でのプールの使用は見合わせ、芝生園庭のプールで遊ぶことにしています。
 また、園でプール遊びを行う際は、色水遊びを取り入れたいと思っています。色の三原色「赤」「青」「黄」の色水を用意し、カップに色水を混ぜて遊ぶことで混色の楽しさを味わえるようにしたいです。色水遊びは、新しい色を作ることで創造性を育んだり、水に触れる感触や色の変化を見ることを通して色彩感覚を身につけたりすることができます。また、知的探求心が刺激され、どうすれば思い通りの色が作れるのか、どうしてこの色になるのかといった疑問が浮かぶことで、「もっと知りたい」という欲求が生まれます。そして、さまざまな実験や試行錯誤を通じて、問題を解決する方法を見つけ出せます。新しい発見や経験をたくさんしてもらいたいです。
 制作活動では、「海の日」にちなんで海の生き物を題材に取り上げることにしています。海にはどのような生き物がいるのか、またどのような暮らしをしているのかといったことなどを子どもたちと語り合ったりして、夏の海に思いをはせながら制作を進めていきたいと思っています。
 す み れ 組

今月から、原則として火曜日と金曜日の週2回、遊戯室東側の芝生園庭にミニプールを出して水遊びを行います。始めは、水の冷たさを嫌がったり、プールを怖がったりする子もいたりするのではないかと思いますが、保育者や子ども同士で一緒に遊ぶ中で、少しずつ水の感覚に慣れてプール遊びを楽しめるようになって欲しいです。また、遊ぶ際は、おもちゃや水風船、シャボン玉、水に浮くブロックなどを用意し、子どもたちが楽しく遊べるような環境づくりを工夫して、夏ならではの遊びを満喫することができるようにしていきたいです。
 今月前半は、リズム体操、広告紙遊び、カード遊び、粘土遊びなどを予定しています。
 リズム体操では、全身を使って身体を動かしたり、ジャンプなどの動きを取り入れたりして、楽しみながら身体を動かせるような曲を用意したいと思っています。幼児にとってのリズム体操は
①自由な表現、柔軟で積極的な感性を伸ばす
②身体を動かし正確なリズム感を養う
③音に対する集中力を高める
④身体を動かす楽しさを体得できる
⑤情緒が豊かになる
その他、音楽性、思考力、集中力、記憶能力、統合力、適応力、決断力などを育むことにつながると言われています。遊びを通して、これら様々な感性や能力をバランスよく育んでいきたいです。

 広告紙遊びでは、ビリビリと破いたりくしゃくしゃに丸めたりすることで手先の器用さを養ったり、先ず自分の作りたいものをイメージして、次にそれを形にしたり偶然できた形を別の何かに見立てて遊んだりすることで、想像力を伸ばしていきたいです
 後半は、氷遊び、お絵描き、制作活動などを予定しています。

 氷遊びでは、氷の冷たさや感触を味わうことで触覚や視覚を刺激したり、氷を割ったり溶かしたり形を変えたりする過程で、氷の性質を理解することを通して、思考力や探求心も養いたいと思っています。さらに氷を使った遊びを通して、手指の巧緻性や表現力も高めていきたいです。
 お絵描きは、今の段階では、自由に描くようにすると、まだ大半がなぐり描きで、何を描いているのか判断し難かったりしますが、肩と腕が成長すると動きが安定してくるので、視野の広がりと共に目と手が連動するようになり紙面全体に大きく描くようになります。まずは「○・△・□」などのなぞり描きをさせて、少しずつ子どものイメージするものを描けるようにしていきたいです。
 制作活動では、「海の生き物」をテーマにくじらやクラゲ、魚などを題材に取り上げます。制作に入る前に、絵本などを使って、いろいろな海の生き物を教え、できあがった作品は夏の海をイメージして飾りつけ、部屋の中でも夏の雰囲気を味わえるようにしたいと思っています。
 今月から8月の「盆踊り」に向けての練習が始まります。盆踊りの舞台発表は、異年齢児縦割り構成で行うので、練習ではクラスを3グループに分けて、それぞれのグループごとに他のクラスの子どもたちと一緒に練習をします。日頃、上のクラスの子どもたちとは、なかなか関わって一緒に活動する機会がないので、この練習の期間を通してふれあう中で、いろいろと刺激を受けたりしてほしいです。また、楽しみながら練習を進めて行けるようにしていきたいです。  

 も み じ 組

今月から週に1回(毎週水曜日)のペースで、プール遊びを始めます。先日、プールに少しだけ水を溜めて水遊びをしたところ、「初めて」という子が多かったこともあり、水の中に足を浸けただけで泣いてしまう子がほとんどでした。そこで、無理にプールに入れたりせず、浅く水を溜めたタライの周りでプリンカップや水遊び用の玩具などを使って遊んだりして、まずは水の冷たさに慣れることから始めていきたいと思っています。少しずつ慣れてきた子は、タライの中に座らせたり、肩から水を掛けたりしながらプール遊びに繋げていきたいです。そして、夏ならではの遊びを十分に楽しめるようにしたいです。また、プールの中に入らずに遊ぶ子には、帽子を被らせたり水分補給や時々手足に水をかけたりして、熱中症予防に留意しながら行うようにしたいです。
 
設定保育では、制作活動や氷遊び、サーキット遊びなどを予定しています。
 制作活動では、夏野菜の中からトマトやとうもろこし、茄子などを題材に取り上げます。最近、給食に入っている野菜が苦手で食べようとしない子が増えてきました。1・2歳児ぐらいの子どもたちが野菜を食べないのにはいくつか理由があるといわれています。
 ①味覚の未熟さ…まだ味覚が発達途中であり、大人よりも味に敏感で苦みや青臭さを強く感じ本能的に避けている。
 ②食感…葉物野菜や根菜など、噛み切りにくいなどの独特な食感を嫌がっている。
 ③過去の経験…以前無理に食べさせられた経験や、初めて食べる食材への恐怖心。
 ④見た目…野菜の色や形、大きさなど。
 ⑤味付け…薄味を好むため、大人と同じ味付けは食べにくいこともある。
 ⑥口腔機能…歯が生えそろっていなかったり噛み砕く力が弱かったりするため。
 毎日の給食の中では「美味しいよ」「ピーマンさん食べたらかっこいいな」など、食べてみようと思えるような声掛けをしたり、食べられた時は思い切りほめたりして、少しでも食べたいと思えるようにしています。制作活動を通して、野菜を食べることに意欲的になってもらいたいです。
 氷遊びでは、すみれ組と合同での活動を予定しています。氷の中におもちゃをいれたり色付きの氷を用意したりすることで、楽しく遊べるようにしたいです。この活動では、すみれ組のお兄さんやお姉さんたちと遊ぶことで、いろいろな遊び方を真似たり、ルールを学んだりすることを期待しています。また、異年齢児とのかかわりながら遊ぶ楽しさも知ってほしいと思っています。
 
その他、洗濯ばさみ遊びや紐通し、シール遊びなど「指先を使う遊び」を予定しています。実は、手や指の動きは脳の働きと密接にかかわっており、指先は「第2の脳」とも言われています。手指を動かすことで脳が刺激されると、集中力や思考力、巧緻性(手先を器用に使う力)の発達につながります。また、これらの遊びはお箸を使って食べたりボタンをかけたりすることなど、基本的生活面にかかわる動作にもつながるので、すぐには上手にできなくても、まずは「やってみよう」という子どもたちの意欲を育むような声掛けをしていきたいです。 

  つ ぼ み 組

 月齢9か月の子どもたちは、喃語を口にするようになり、保育者が語りかけると笑ったり声かけに応えたりするなど、表情や感情表現が豊かになってきました。また「〇〇くん」とよびかけると、自分の名前を認識できるようになってきているため、声のする方を向くようになり、ずり這いやハイハイなどをしながら保育者の方に近づいてきたり、身振りや表情などを併せて保育者との間でやり取りをしたりするようになってきました。そこで、今月は動くおもちゃやボールなど「目で追う」「手や足の感覚を使う」といった五感をフルに使う遊びを取り入れ、行動範囲を広げたり、運動機能のさらなる発達を図ったりしていきたいと思っています。
 1歳になった子どもたちは、自分の好きな遊びを楽しめるようになってきました。まだ、個人差はありますが、つかまり立ちやひとり歩きをするなど、行動範囲が広がってきたので、今月はテラスにブルーシートを敷いて、ぬいぐるみやシャボン玉で遊んだりするなど、活動的な遊びを取り入れることにしています。
 食事面では、離乳食から普通食に移行して、毎日美味しそうに食べています。今月からは、少しずつ牛乳を飲む練習を行っていきたいと考えています。牛乳の飲み始めの頃は、便がゆるくなってしまう子もいたりするので、ご家庭と連絡を取りながら少しの量から始め、飲み慣れてきたら、徐々に量を増やしていきたいと思っています。

 今月から「沐浴」を始めます。一般に新生児は、細菌などへの抵抗力が弱いため専用のベビーバスなどで入浴しますが、これを沐浴といいます。赤ちゃんは新陳代謝が活発なため、まだ体を動かすことが少ない新生児期も汗や皮脂汚れなどがたまりやすいので、沐浴で汚れを落とし清潔に保つことが大切であることから毎日行うようにします。なお、生後1か月の健診で医師の許可が出たら、大人と一緒の浴槽に入れるようになります。
 
本園では、毎年夏季には、衛生面から清潔さを保ったり汗を流した後の心地よさを味わえるようにしたりするためつぼみ組の子どもたちの沐浴を行っています。沐浴前の検温で体温が高かったり薬の服用をしたりしている時は見合わせますが、原則として沐浴は毎日行いますので、登園の際は沐浴用のタオルの準備をお願い致します。また、衣類・タオルには必ず名前の記入をお願いします。
 沐浴の他にも、その日の天候や子どもたちの体調を見ながらテラスや遊戯室東側の芝生園庭で水遊びもしたいと考えています。乳児用のミニプールに入って水の冷たい感触を楽しんだり、ジョウロやコップなどを使って水の出し入れをする遊びや、水風船を浮かべて風船の感触を楽しんだりするなど、夏ならではの遊びを少しでも味わえるようにしたいです。
 今月から、8月の盆踊りに向けての練習が始まります。盆踊りは、各クラスを3つのグループに分けて異年齢児による縦割り構成で行うのですが、つぼみ組の子どもたちは、まだ上のクラスの子どもたちと同じように踊ったりすることは出来ないので、他のクラスの子どもたちが練習で踊っている様子を見ながら、楽しい雰囲気を味わうことができればいいなと思っています。
 今月から新しいお友だちが2名加わり、つぼみ組は8名になります。

 給 食 だ よ り

今月の給食は、7日の「七夕」の日に「そうめん汁」を作ります。「そうめん」は、千年前から既に七夕の行事食だったそうです。そうめんのルーツは、奈良時代に中国から伝わった「索餅(さくべい)」という小麦粉を縄のように編んだお菓子風の料理だと言われています。七夕にそうめんを食べるようになった経緯については、古代中国で7月7日に亡くなった帝の子が好きだった索餅を供えたところ、無病息災で過ごせるようになったという伝説や、そうめんを天の川や織姫の織り糸に見立てて食べるようになったという説もあります。
 また、おやつでは旬の「ブルーベリー」を使用して「ブルーベリーケーキ」を作る予定です。「ブルーベリー」は、ポリフェノールのひとつであるアントシアニンが豊富に含まれています。アントシアニンは目の働きを活性化する作用を持っており、目の疲れや視力低下予防に効果が期待されます。また、便秘予防に効果がある不溶性食物繊維も豊富です。この他、余分な水分や塩分を対外に排出し、むくみを予防するカリウムや老化の原因となる活性酸素を抑える「抗酸化作用」のあるビタミンCとビタミンEも含まれています。
 店頭などでブルーベリー選ぶ際は、果皮に張りがあり、粒がふっくらしているものが良く、表面に「ブルーム
(果粉)」と呼ばれる白っぽい粉のついているものが、新鮮なブルーベリーであることの証拠になります。
 その他の給食には、「春雨ワンタンスープ」や「ちくわ餃子」「魚のかば焼き」がある他、おやつには「フルーツ白玉」「あんまん」「メロンパンクッキー」などがあります。                    

                        

         


 
 
送迎の際は、必ずこども園道路向かいの願生寺駐車場を御利用下さい。
 こども園下の道路は「駐車禁止区域」である上に幅も狹く、路上に駐車をされ
ますと他の通行車輛の迷惑になるばかりか、こども園と駐車場間を子ども達が
横断する際に、駐車車輛が遮蔽物となり、とても危険です。
 御面倒でも、必ず駐車場を御利用下さいますよう、重ねてお願い致します。






 
子どもの施設の安全点検


実施状況確認書

当園は、令和5年3月5日「生活安心プロジェクト」に関する関係局省庁局長連絡会議申合せ、
「子どもの施設の安全全国一斉総点検」に基づき、点検実施状況等について、以下のとおり確認し
ましたので、お知らせします。お気づきの点がありましたら下記施設管理者までご連絡下さい。



1 当園は遊具安全確認規定に基づき、目視による日常点検を毎日実施しています。

2 令和5年3月5日に遊具安全確認規定に基づき園庭遊具について日常点検を行い
施設の安全性を確認しました。以後も継続的に遊具の安全確認を行います。

令和5年3月5日

施設管理者名 アソカこども園

(連絡先:0994-42-3801




-安心で質の高い暮らしに向けた総点
  生活安心プロジェクト

-生活安心プロジェクト-
  4つの国民運動






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