6月の園だより

 令和2年の3月から3年余りにわたって続いた新型コロナウイルス感染症もようやく沈静化し、今年の3月中旬から「マスクの着用は個人の判断に委ねる」ということになり、先月8日からはこれまでの2類相当からインフルエンザなどと同じ5類相当に変更されました。長らく続いたマスク生活からも解放され、誰もがコロナ禍以前のようにお互いの表情を見ながら会話ができるようになることを期待していたのですが、なぜか依然として多くの人が、これまで通りマスクの着用を続けている状態が続いています。
 梅雨が終わった後には、熱中症が懸念される猛暑がやってくるのに、この機会に外さなかったら、いったいいつ外すのだろうと思ったりしています。おそらく「マスクには感染予防効果がある」と考えて着用を続けている人も少なからずいると思われますが、ランダム化比較試験(RCT)という医学的に最も説得力が高いとされる臨床試験の方法でコロナウイルスに対するマスクの効果を調べた実験では、無作為にマスク着用とマスク非着用の2つにグループに分けて試験を実施したところ、1か月後に感染した人の割合はマスク着用グループで1.8%、マスク非着用グループでは2.1%で、マスク着用による感染リスク低下の有意な差は確認できませんでした。
 マスクが有効だとする臨床試験結果や論文もありますが、いずれもRCTより信頼性の低い研究データを用いていたり、研究の方法に問題があることが指摘されていたりするので、うのみにすることはできません。いずれにせよ、これらの研究結果が示しているのは、マスクに一定の感染を防ぐ力があったとしても、現実社会においてはそれを実感できるほどの効果は期待できないということです。日本では、新型コロナウイルスの感染が始まってから大半の人がマスクをつけ続けてきましたが、第7波になって新規感染者数が世界最多になりました。このことからも、マスクに過大な効果を期待するのは間違いだといえます。
 この3年余りの間、新型コロナウイルスの感染予防対策として多くの人がマスクの着用をしてきたのですが、それ以前は、毎年のように冬季になるとインフルエンザが流行していました。けれども、誰もがマスクの着用をしているわけではありませんでした。私たちの周囲には、多くのウイルスが満ち溢れているので、常に様々な感染症に罹患する危険に晒されながら生きています。
 ところが、いつの間にか、コロナさえどうにかすれば良いという考え方に社会全体が支配されてしまい、多くの人がその従属から抜け出せないため、マスクを外せないでいるように窺えます。かつて、東日本大震災が起きたとき、被災して仮設住宅に入居された人の中で健康を損ないやすかったのは、家族を失って孤立した方だという指摘がありました。そのことを踏まえて、コロナ禍前までは、しばしば人と人との絆の大切さが盛んに語られていたのですが、「新しい生活様式」では、それと真逆のことが提唱されました。
 けれども、この「新しい生活様式」の実践内容は大人目線のものであり、環境の影響を大きく受けながら脳や心を発達させていく乳幼児への配慮は皆無といってよいものでした。乳児は相手の目より口元に注目して社会性を身につけていきますし、子どもの正常な発達には「密」が欠かせません。子どもと関わる大人がマスクを着用して接することは、乳幼児の脳と心の発達を著しく阻害する可能性が高いことが脳科学の知見から指摘されています。大半の人がマスクを外す次のきっかけは「猛暑期」になるのでしょうか。

 
クラスだより 
 
 さ く ら 組
 今月前半は、歯科検診や内科検診があります。歯科検診では、検診の後に毎回歯磨きの仕方の指導があります。この機会に歯ブラシの持ち方や歯にあてる角度、磨き方などについて改めて実践を通して学び、日頃の歯磨きに活かしてもらいたいです。また、内科検診では、心臓の音、喉や首筋のリンパの腫れ、背骨の湾曲などを診てもらいますが、これ自身で自覚できていない身体の内側のトラブルや問題を発見するのが目的です。検診を通して、日頃から健康に留意することの大切さを知ってほしいです。
 制作活動では、「時の記念日」にちなんで時計の制作を行います。普段から給食やおやつの時間には、あらかじめ食べ終える目標時間を設定しているのですが、お喋りに夢中になり、設定した時間が過ぎても全く気にとめない子がいたりします。もしかすると、まだ時計の読み方がわからなかったりするのかもしれません。時計が読めて、時間がわかるようになるまでには「①数字が読める②数字の意味(数の概念)がわかる③時計を読める④時間がわかる」という4つのステップがあります。まずは、時計を作ることを通して、時間への興味を持てるようにしていきたいです。併せて「○時○○分になるまでに給食を食べ終わりましょう」とか「○時になったら○○しようね!」など、時間を意識した声掛けをすることで、卒園するまでに時間の読み方が身につくようにしたいです。
 今月後半は、制作活動や「もじとかず」のテキストを用いた学習を予定しています。制作活動では、季節の風物詩の中から七夕を題材に取り上げ、折り紙を使って様々な種類の飾りを作ることにしています。また、短冊には「お願い事」ではなく、自分の将来の夢や目標などを書くことにしています。そこで、先ず世の中にはどんな人がいるかを話し合い、自分が将来大人になったら何をする人になりたいかということを考え、それを短冊に書くことにしています。子どもたちが、短冊にどんなことを書くのか、とても楽しみです。
 「もじとかず」のテキストを用いた学習では、平仮名を書く練習をします。平仮名は、もも組の時から書く練習を始めているのですが、月齢などにより習熟度に個人差があるので、一人ひとりに合わせたペースで進めていきます。これまで、遊びの中やアサガオの絵日記などを子どもたちが書く様子を見ていると、始めは正しい持ち方を意識しながら鉛筆を持っていても、無意識の内に自分の持ちやすい持ち方に変えていたり、書き順がバラバラだったり鏡文字になったりしていることがあります。鉛筆の正しい持ち方や平仮名の書き順など、基礎的なことがきちんと身につくよう、丁寧に取り組んでいきたいです。
 梅雨時期は、全般的に室内での活動が中心になります。そのため、思い切り身体を動かせないとストレスが溜まったりするので、室内でも活動的に過ごせるよう、体操やリトミック、楽器遊びなどを取り入れて、のびのびと身体を動かせるようにしたいです。
 も も 組 

今月前半は、歯科検診や内科検診があります。歯科検診や内科検診を通して、日頃から歯や身体を健康に保つことの大切さを学んでほしいです。また、歯科検診では歯磨きの指導もあるので、正しい歯磨きの仕方を身につけ、習慣化してもらいたいです。
 制作活動では、6月10日の“時の記念日”にちなんで時計を題材に取り上げます。もも組では、お片付けや給食の時間に制限時間を設けてタイマー時計をセットしています。そのため、タイマー時計を見ながら片付けたり給食を食べたりするなど、時間を意識するようになってきました。中には文字盤の数字を見て「あと5分だね!」と口にしたりするなど、時計を読める子もいたりします。園ではタイムテーブルにしたがって、保育・給食・午睡などを行っていますが、学校に行くとより厳密に登校時間や授業、休憩の時間割などが定められています。それをもとに行動するためには、数字の読み方覚え、数の概念を理解する必要があります。そこで、時計作りを通して数字や時計の読み方に興味を持ち、きちんと理解することで、時間を意識しながら行動できるようにしていきたいです。
 今月も先月に引き続き「あいうえお」や「たのしいかず」のワークを用いた学習を予定しています。「あいうえお」のワークでは、「こ」「い」「て」「り」の平仮名を練習します。文字を書く際は、「とめる」ところと「はねる」ところに気を付けることを教えたいです。また「たのしいかず」のワークでは、「一対一対応」と「5の合成①」のテーマの設問を解いていく予定です。いずれも、習熟度には月齢差などによる個人差があるので、個々の発育状況に合わせて、無理なく楽しみながら進められるようにしていきたいです。
 今月後半は、季節の風物詩の中から七夕を題材に取り上げた制作を予定しています。制作を行う際は、先ず七夕に関する絵本の読み聞かせ行い、七夕の行事の由来を理解した上で興味をもって制作活動に取り組めるようにしたいです。また、短冊には自分の将来の希望を書くことにしています。書く前に「大きくなったら何になりたいか」を問いかけ、自分の将来について考えたり、世の中にはどのような職業があるのかイラストを見せながら説明したりした上で何を書くか決められるようにしたいです。なお、短冊に文字を書く際は、まだ自分で文字を書けない子が多いので、保育者が書いた文字を上からなぞったり、お手本を横に置いて見ながら書いたり、保育者がペンに手を添えて一緒に書いたりするなど、子ども一人一人の習熟度に合わせて書くことにしたいと思っています。
 今年度から始まった英会話のレッスンは、当初は殆どの子が恥ずかしがり、自分の名前さえ言えませんでしたが、次第に雰囲気に慣れてきて、挨拶、名前、天気、気分など色々な単語を覚え、日常生活でも口にするようになってきました。そこで、普段の保育にも英単語を取り入れたりして、より英会話を楽しめるようにしていきたいと考えています。

 う め 組 

 今月前半は、歯科検診や内科検診があります。歯科検診の後は、歯科衛生士さんによる歯磨き指導があるので、給食後の歯磨きに反映していけるようにしたいです。
 設定保育では、制作活動、感触遊び、文字スタンプ、カルタ遊び、リトミック、サーキット遊びなどを計画しています。制作活動では、梅雨時期を象徴するカエルや傘を題材に取り上げて「カエル傘」を作る予定です。傘は雨の日に使うことはありますが、カエルはなかなか直接目にする機会がないので、オタマジャクシがカエルになることなどを教えたりして、制作を通して梅雨時期ならではの自然に興味を持てるようにしたいです。
 感触遊びは『①「触る・握る・丸める」など指先を動かして遊ぶことで脳の発達を促す②色や匂いなどの違いから素材の特徴を学ぶ③触ってみて感じたことを言葉にすることを通して表現力を培う』以上の3点をねらいとして行います。不思議な感触を楽しみながら、3つのねらいを少しでも達成すことができれば良いなと思っています。
 文字スタンプ遊びやカルタ遊びでは、最近文字に対して興味を持ち始めているようなので、文字スタンプを押したりカルタで遊んだりして、楽しみながら無理のない形で自然と文字(平仮名)を覚えることができるようにしたいと考えています。
 制作活動では、季節の風物詩の中から「七夕」を題材に取り上げ、七夕飾り(短冊)作りを行います。制作を行う前に七夕に関する絵本の読み聞かせをして、行事の由来をよく理解した上で活動に取り組めるようにしたいと思っています。また、短冊には一般に書かれる「お願いごと」ではなく、自分の将来の夢や目標などを書くことにしています。書く前に「大きくなったら何になりたい?」ということを尋ねたり、自分の将来について考え、世の中にはどのような職業があるのかイラストを見せながら説明したりすることで、自分の将来について考えるきっかけにしてもらいたいです。また、まだ将来の夢や目標が浮かばないときは、基本的な生活習慣など、うめ組の間にできるようになりたいことなど、今年度の達成目標などを書いて意識付けするのも良いかなと思ったりしています。
 今月は、室内で過ごす機会が多くなると思われます。ずっと室内で過ごしていると、ストレスが溜まったりするかもしれないので、リトミックやサーキット遊びなど、室内でも体をたくさん動かせるような活動を多く取り入れたり、晴れた日は室外に出て気分転換を図ったりして、梅雨時期ならではの過ごし方を工夫したいです。
 食事面では、給食を30分以内に食べ終わる練習をしています。半数余りの子は時間内に食べ終わるのですが、まだ時間内に食べ終わらない子が数名いたりします。先ずは「全部食べた!」という達成感を味わうことが出来るよう個々に量を調整し、食べることへの意欲を高めることで、時間内に食べ終わることが出来るようにしていきたいです。

 す み れ 組

 今月前半は、制作活動やカード遊び、リトミック遊びなどを予定しています。制作活動では、梅雨時期ということもあり、この時期は毎日のようにお世話になる雨カッパや傘などの「雨具」を題材に取り上げることにしたいと思っています。雨の降らない日でも傘を持ってきたり雨靴を履いてきたりする子がいますが、子どもにとって雨具は、心を弾ませるアイテムなのではないかと思われます。したがって大人にとっては鬱陶しい雨でも、子どもたちの目には雨具を心置きなく使える清々しい天候に見えているのかもしれません。そんな雨具を題材にした制作活動を通して、雨の日を楽しめるようにしていきたいです。
 カード遊びでは、最近言葉の獲得に意欲的で、興味を持ったものがあると「これ何?」と名称を尋ねたり、これまで「ピーポーだ!」と幼児語で言っていた言葉が「救急車だ!」と言い換えられるようになってきたりするなど、どんどん語彙数を増やしてきているので、絵カードを使ったゲームを楽しみながら、色々な物の名前を覚えられるようにしていきたいと考えています。カード遊びを楽しみながら語彙数を増やすことで、友だち同士で会話をしたり、さらなる言葉の獲得への意欲につながったりすることを期待しています。
 リトミック遊びは、遊びを通して「運動による身体的な能力」「リズム感などの音楽的な能力」「日常生活に欠かせない集中力」「コミュニケーション能力」「協調性」など複数の能力が高まると言われています。梅雨の時期なので、室内で過ごす機会が多くなると思われます。そこで、雨の日には雨の日の楽しみ方ができるよう、室内で出来る体を使った様々な遊びを取り入れて、伸び伸びと楽しく過ごせるように工夫していきたいです。
 今月後半は、制作活動やハサミの使い方の練習などを予定しています。ハサミの練習では、ハサミの持ち方や扱い方を十分に説明した後、一回切りから始めたいと思っています。ハサミは、扱えるようになると制作や工作活動での表現の幅が広がります。また、幼児期は、指先を上手に使う力(巧緻性)が最も発達する時期だといわれています。持ち方から丁寧に教えて、ハサミを使ってイメージしたものを作る楽しさを味わえるようにすると共に、指先の機能が高まるようにしていきたいです。制作活動では、季節の風物詩の中から「七夕」を題材に取り上げることにしています。
 排泄面では、半日パンツで過ごせるようになった子が増えてきました。トイレに行きたい時に教えてくれる子もいるのですが、まだ保育者が適宜声を掛けてトイレに行くことの方が多いです。無理のないように、個々の発育状態に合わせた対応を心掛け、パンツで過ごす時間が少しでも長くなるようにしていきたいです。なお、尿意を感じてもしばらくの間我慢できて、自らトイレに行って用を足し、後始末や環境配慮までできるようになる「排泄の自立」の目安としては、3歳の誕生日を迎える頃を目標に考えています♪

 も み じ 組

 今月前半は、リトミックや制作活動を予定しています。子どもたちは、指遊びやアンパンマンの曲などをかけると、すぐプレーヤーの前に集まってきて踊るほど遊戯や体操が大好きなので、今までしたことのない体操曲を新たに一緒に踊ったり、リトミック遊びを多く取り入れたりして遊びたいと思っています。リトミックは、リズムを使って音楽を身体で体験し、想像力や表現力を養うことを目的とするものです。リズム体操では決められた振り付けを踊れるようになることを目指しますが、リトミックでは自分が感じたことを自由に表現することを大切にします。身体全体でリズムを表現するので、リズム運動を通して音楽を聴く力、リズムを身体で表す反応力・表現力を育めたらいいなと思います。また、動物や果物などに興味を持っているので、絵カードや本などを用いて「もも」♩♩「みかん」♩♩♩といったように言葉と音で表現したり、「この動物は、どんな動きをするかな?」といった問いかけをして、その動きを身体で表したり、リズムや音色を変えることで同じ曲でも受ける印象が違うことを楽しんだりして、子どもたちの感性を高めていきたいです。
 制作活動では、季節の風物詩の中から紫陽花を題材に取り上げます。紫陽花については、まだよく知らないと思うので、実際に咲いている様子を見せたり、絵本を使ってどんな色や形をしているのか教えたりして、興味を持って取り組めるようにしたいです。
 今月後半は、制作活動や運動遊びを予定しています。制作では、七夕を題材に取り上げます。まだ子ども達は、自分で七夕飾りや短冊は作れないので保育者が作ります。様々な色の折り紙を使うことにしているので、折り紙を見せながら色の名前を教えたり、七夕に関連する絵本を読んだりして、七夕の行事に興味をもてるようにしたいです。
 運動遊びでは、身体を思いきり動かして遊べるようにしたいと考えています。子どもたちは狭い所に入るのが大好きなので、段ボール使って「トンネル遊び」を行い、「くぐる」「前後に動く」などの動きを通して全身運動を楽しめるようにしたいです。また、カラーフープの中にボールを投げる遊びを通して指先と身体全身を使うことで、楽しみながら運動機能が高まるようにしていきたいです。この他、月齢差はありますが、手先を自由に使えるようになってきたので、洗濯バサミを使った「ひっぱりあそび」や「洗濯バサミで変身ごっこ」を計画しています。洗濯バサミは、つまみ動作の獲得、指先のつまむ力をつける、目と手の協応能力の向上、両手動作能力の向上などの効果があります。バネの弱い物を使い、危険なことをしないように十分に気を付けて遊べるようにしていきたいです。
 食事面では、月齢の高い子は、食べ方がだいぶ上手になり、月齢の低い子は、こぼすことは多いものの自分で食べようという意欲が出てきました。また、スプーンからお箸にスムーズに移行できるように下から握るよう声かけをしています。徐々に習慣付くようにしていきたいです。また、月齢の低い子どもたちは、幼児椅子には上手に座れなかったのでテーブル付きの椅子に座って食べていたのですが、だいぶ体幹もしっかりしてきたので、個々の発達に合わせて椅子と机を使って食べるかたちに移行していきたいです。

 つ ぼ み 組
 先月から、子どもたちもだいぶ園生活に慣れてきて、だんだん泣かずに園での一日を過ごすようになり、少しずつ笑顔も見られるようになってきました。
 月齢10か月の子は、プレイジムや目の前の玩具に手を伸ばしてさわったり、カチャカチャと音が鳴ると何度も繰り返し鳴らして遊んだりするようになってきました。この時期は、手指も器用になり、手のひら全体でつかむ「熊手づかみ」だったものが3本づかみになり、やがて親指とひとさし指の2本で小さなものをつまむようになります。そこで、今月はマラカスやソフトボールなどを使って、音を鳴らしたりボールを投げたりする遊びを楽しみながら、子どもたちの手や指の運動機能を高められるようにしたいと思っています。運動面では、ハイハイからつかまり立ちが出来るようになってきました。私たちの身体能力や運動能力を高めるためには、脳も神経も筋肉も骨も適切に育てる必要があります。ハイハイの動きは、脳回路・神経・ 筋肉・骨を育てることに役立つといわれますが、発育状況に応じて様々な運動を取り入れて、身体機能・運動脳力を高めていきたいです。
 食事面は、「離乳食(お粥・野菜スープ・白身魚や鳥のささみ・野菜類など)」の段階に入っています。調理する際は、個々の発育段階に合わせて、食材の大きさや固さなどを工夫しています。これからも密に連絡を取り合いながら、離乳食を進めていきたいです。
 月齢12か月~14か月の子どもたちは、周りの物に対する興味が出てきて、自分の好きな遊びを見つけて機嫌よく過ごすようになってきました。ぬいぐるみやボール、ままごと道具などで遊ばせたり、絵本の読み聞かせをしたりするなどして、「見る・聞く・触る」などの感覚的刺激を経験できるようにしていきたいと思っています。最近は、保育者に笑顔で手を振ったり、室内を伝い歩きやひとり歩きをしたりしながら活発に動きまわるようになってきました。そこで、今月は室内用すべり台や足けり車等を用いて、活動的に過ごせるようにしたいと思っています。いずれも、握力・脚力やバランス感覚の向上効果があるので、遊びを通して運動能力を高め、遊びの幅が広がるようにしたいと思っています。
 最近、人見知りや後追いをする時期になり、保育者がそばから離れると、不安を感じて泣きながら姿を探したり、見つけると抱っこを求めたりするようになってきました。そのようなときは、笑顔や抱っこでその子の気持ちに応え、安心して園での一日を過ごせるようにしていきたいです。また、一日の大半を室内で過ごしているので、天気の良い日はテラスを散歩したり、芝生園庭へ行ってたりして、気分転換を図りたいと考えています。
 梅雨時期に入ると湿度が高くなり、天候も不安定になりますが、つぼみ組の子どもたちは、まだ気候の変化に上手く対応できず、体調を崩したりすることがあります。汗をかいた時には衣服を着替えさせたり適宜水分補給を行ったり、室内の温度・湿度調整をしたりして、快適に過ごせるようにしたいと思っています。
 給 食 だ よ り
  今月の給食は、ピーマンを「ポークチャップ」「トマトスパゲティ」「魚の南蛮漬け」「ホイコーロー」などに使用する予定です。ピーマンには、ビタミンCが多く含まれており、中サイズの物を4個ほど食べると、一日のビタミンCの所要量をほぼ満たしてくれます。
 パプリカ(赤)はピーマンを完熟させたもので、太陽の恵みをたっぷり受けたぶん甘みが増します。ピーマンのビタミンCは、安定していて壊れにくいのが特徴で、ビタミンCは美肌効果や中性脂肪を減らす効果もあります。また、加熱しても損失が少ないので、炒めたり揚げたりしてたっぷり食べると、しっかりビタミンCを補給することができます。
 ピーマンを選ぶ時は肉厚で緑が濃く、張りとつやがあるものがお勧めです。保管するときは、穴の開いたポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
 一般に子どもはピーマンが苦手です。それはピーマンには苦味があるからで、実はこの苦味は微量の毒なのです。ただし、ごく微量なので普通に食べる分には全く問題ありません。子どもがピーマンを食べたがらないのは、無意識に「苦味は毒だ」と感じているからで、自らの生命を守るため本能的に自然と苦味を避けているのだといわれます。とはいえ豊富なビタミンCを摂取できる食材なので、小さめに切ったりよく加熱したりして苦味を消して提供することにしています。
 その他の給食には、「ハンバーグ」「わかめうどん」「ちくわの磯辺揚げ」などがあり、おやつには「うずまきクッキー」「スイートポテト」「抹茶焼き大福」などがあります。
 今月も給食やおやつを楽しみに、元気よく登園してほしいです。



 
 
送迎の際は、必ずこども園道路向かいの願生寺駐車場を御利用下さい。
 こども園下の道路は「駐車禁止区域」である上に幅も狹く、路上に駐車をされ
ますと他の通行車輛の迷惑になるばかりか、こども園と駐車場間を子ども達が
横断する際に、駐車車輛が遮蔽物となり、とても危険です。
 御面倒でも、必ず駐車場を御利用下さいますよう、重ねてお願い致します。






 
子どもの施設の安全点検


実施状況確認書

当園は、平成20年2月5日「生活安心プロジェクト」に関する関係局省庁局長連絡会議申合せ、
「子どもの施設の安全全国一斉総点検」に基づき、点検実施状況等について、以下のとおり確認し
ましたので、お知らせします。お気づきの点がありましたら下記施設管理者までご連絡下さい。



1 当園は遊具安全確認規定に基づき、目視による日常点検を毎日実施しています。

2 平成20年3月5日に遊具安全確認規定に基づき園庭遊具について日常点検を行い
施設の安全性を確認しました。以後も継続的に遊具の安全確認を行います。

平成203月5日

施設管理者名 アソカこども園

(連絡先:0994-42-3801




-安心で質の高い暮らしに向けた総点
  生活安心プロジェクト

-生活安心プロジェクト-
  4つの国民運動






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