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| 12月の園だより | |
| 「朋有り遠方より来る、亦た楽しからずや」という言葉があります。これは『論語』の中にある言葉で、「子曰く、学びて時にこれを習う、亦た説ばしからずや。朋有り遠方より来る、亦た楽しからずや。人知らずして慍みず、亦た君子ならずや」の中の一節です。この文章を意訳すると『孔子が言われた。師の教えてくれたことを学びいつも繰り返して自分の身につけるのは、なんと喜ばしいことだろう。同じ志をもつ友達が遠くからでもやってきて一緒に学ぶのは、なんと楽しいことだろう。たとえこうした生き方を他人がわかってくれなくても気にかけたりはしないのが、それこそ君子といえるのではあるまいか』となります。 ここで孔子は「学問を共に志すものは決して孤独ではない。必ず同じ志を持つ者が、遠くからでもやって来るので、同じ道にいそしむ喜びを味わうことができるものだ」と述べているのですが、一般には「朋有り遠方より来る、また楽しからずや」の箇所だけ抜き出されて、しばしば「遠くからわざわざ友人が訪ねて来てくれた。懐かしい友と一緒に語り合うことは、何と楽しいことなのだろう」というような意味で用いられていたりします。孔子の思いとはだいぶ理解の仕方が異なっているのですが、「朋有り遠方より来る、また楽しからずや」という部分だけなら、「論語」でも「朋=同窓」という意味で語られているので、学生時代の同窓の友達との再会の場面では、むしろ一般的な理解の方がしっくりくるような気がします。 個人的なことでまことに恐縮なのですが、昨年の春に中学校、今年の秋に高校の同窓会がありました。私たちの学年は、中学校が8クラス、高校は10クラスもあったので、それぞれ100名近くの同窓生が参集し、中には県内だけでなく県外から駆けつけて来る人たちもいました。参加者の中には、卒業以後も交友関係の続いている人もいたりしますが、中学や高校を卒業して以来初めて会う人もいれば、名前は知っていても容貌が変わっていて見つけられない人、また名前を聞いても分からない人もいたりしました。幸い会食の際のテーブルは、実行委員の配慮で卒業年次のクラスごとに席が指定されていたので、自然と昔話に花を咲かせることができました。実は、これまで同窓会が数回あったものの自身の都合がつかず出席したことがなかったので、昨春の中学と今秋の高校の同窓会は共に初めての参加でした。 昨年、同窓会に参加したことによって気付いたことがありました。それは、どうして遠方からでも万障繰り合わせて参加する人がいるのかということです。誰もが、かつて若かりし頃のはつらつとした姿は既に見る影もなくなり、外見はお互いに惨憺たる有様なのですが、一緒に話をしている時の空気感は、まさに学生の頃そのままでした。そのため、まるで一瞬にしてタイムスリップしたかのように青春時代が蘇ってくる感じがしてきました。また、同じ時間を共有した者同士であるが故に、その時のことを何の前置きもなく語り合えることを嬉しく感じました。そのことに気付いた時「だからこうして、みんな遠方からでも駆けつけてくるんだ」と思いました。中でも、高校まで一緒だった幼馴染との語らいは、まさに「朋有り遠方より来る、また楽しからずや」そのものでした。高校生の時にこの「論語」の一節を学んだ時は、正直何のことかよくわからなかったのですが、今ごろになってようやく分かった気がしました。大人になると幼児期の出来事の大半は忘れ去ってしまうものですが、アソカこども園にご縁のあった子ども同士が将来大人になって出会う機会があった時、例えば「遊戯会では、〇〇の舞踊劇をしたよね…」などと、お互いに笑顔で語り合えるような忘れ難い素敵な思い出をいくつも子どもたちの心に残せたら…、と思ったことでした。 |
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| クラスだより | |
| さ く ら 組 | |
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| も も 組 | |
| 今月前半は、遊戯会に向けて舞踊劇や遊戯の練習を中心に保育を進めて行きます。舞踊劇も遊戯も、遊戯室の舞台の上で衣装を着て練習をしたり、他のクラスの先生や子どもたちに観てもらったりすることで、本番への意欲や期待感を高めていってもらいたいです。また、たくさんの人を前にした練習を繰り返すことで少しでも遊戯会の雰囲気を味わい、自信を持って堂々と表現できるようになり、ビデオ撮影や遊戯会では、これまで練習してきたことを楽しみながら発表してもらえたらいいなと思っています。また、遊戯会が終わった後は、設定保育の中に遊戯や劇遊びを取り入れて、友達が発表した遊戯や舞踊劇を踊ったり演じたりして、みんなで遊戯会の余韻を楽しみながら、表現活動の面白さをより一層味わえるようにしたいと思っています。 設定保育では、制作活動やルールのある遊び、かるた遊びなどを計画しています。制作では、お正月の風物詩の中から「こま」と「凧」を題材に取り上げることにしています。 「こま作り」では、室内で遊べる木製芯の「こま」の表面に色を塗って仕上げることにしています。出来上がったら、みんなで「こま」を回して遊びたいと思っています。「凧つくり」では、サインペンを使って凧に自分の好きな絵を描いて、オリジナルの凧を作ります。年明けには、さくら組やうめ組と一緒に中央公園の広場に行って凧上げを予定しています。 近年は、元旦からお店も開いていたりして、以前のような「お正月」独特の雰囲気が薄れてきている感じがします。また、子どもたちの遊びも、スマホやゲーム機器などを使い、座って個人で遊ぶものが主流で、昔ながらのこま回しや凧上げなど、友達や家族と一緒に身体を使った活動的な遊びは少なくなってきています。そこで、お正月遊びを通して、この時季ならではのお正月の雰囲気を少しでも味わえるようにしたいです。 ルールのある遊びでは、寒さに負けない体作りができるように、思いっきり体を動かして遊ぶことのできる「しっぽ取りゲーム」を予定しています。また、子どもたちの大好きな「ドッヂボール」や「グルグルジャンケン」など、ルールのある遊びを多く取り入れて、みんなで楽しく遊ぶ中で決まりを守ることの大切さを学び、自然と身につけることができるようにしたいです。そこで、まずはみんながルールを守らないと楽しく遊べないことを説明し、きちんとルールを守ることの意味と大切さをよく理解させた上で遊ぶことにしたいと思っています。 カルタ遊びは、遊びを通して「集中力・記憶力・判断力」という3つの力が育っていきます。札が読まれる際に言葉を聞きとろうとすることで集中力が、繰り返し遊ぶ中で言葉と文字と絵の3つを総合的に覚える記憶力が、多くの札の中から目的の札を見つけようとすることで必要なものを見分ける判断力が、それぞれ自然と養われていきます。さらに、文字を読んだり文章を聞き取ったりする練習にもなるので、遊びを通して楽しみながら、それらの力を少しずつ伸ばしていけたらいいなと思っています。また、カルタ遊びを楽しむためには「平仮名を読めること」が必須条件となるので、文字を読むことへの意欲が高まることを期待しています。 |
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| う め 組 | |
| 今月前半の保育は、遊戯会に向けて舞踊劇や遊戯の練習を中心に進めていく予定です。先月は全体練習が数回あり、他のチームの舞踊劇を鑑賞したり、衣装を着て舞台で踊ったりする機会がありました。幕が開いた瞬間は、少し緊張している様子も見られましたが、音楽が流れ始めると練習の成果を発揮して、しっかりと表現するこのできている子が多かったです。 今月も衣装を着て舞台で練習や発表を行うので、子どもたちの意欲や期待感を高めるような声かけをしていきたいです。特に、うめ組から初めて取り組むことになる舞踊劇では、一緒に演じている上のクラスの子どもたちに刺激を受けながら、それぞれに自分の役を楽しそうに演じています。練習を終えて部屋に帰ってきてからも、舞踊劇の挿入歌をうたったり、夕方の自由遊びの時に友達同士で自分の役や自分以外の役を嬉しそうに演じたりしている様子が見られます。遊戯会当日は、大勢の人の前で発表することになるので、少しでもそのような雰囲気に慣れることができるよう、全体練習などたくさんの人たちに見られている中で発表する機会を増やし、当日は舞台の上で落ち着いて楽しみながら発表できるようにしたいです。 後半の保育は、お正月も間近ということで、昔からお正月遊びとして親しまれている「カルタ遊び」を予定しています。カルタ遊びには、「言葉や概念の獲得」「記憶力・正確に聞く力を養う」「情報を判断し行動する反射力を養う」といった効果が期待できます。絵札には、絵が描かれていることも多いので、言葉や名前とそれがどのようなものかという概念やイメージを結び付けやすく、遊び感覚で言葉と概念を一致させるのに役立ちます。また、カルタは読み手が言った言葉や内容と合う内容の手札を取る遊びであるため、読み手が言った言葉を正確に聞き取って記憶することが必須です。そのため遊びを通して正確に聞いたり記憶したりする力が身に着きます。さらに、情報を聞きとった後、「正しい札はどれか」を判断して行動に移します。例えば、板書されたものを記録する場合、「文字を見る➡見たものを認識する➡書く」という段階を踏みますが、ここでの「書く」ことが「反射する」ことに重なります。そして、その行動の正確さや速さを養うことに繋がるのがカルタ遊びということになります。札を取るためには平仮名の読みを習得することが不可欠になるので、お正月だけでなく継続的に取り入れていきたいと考えています。 この他、年明けにはさくら組やもも組の子どもたちと一緒に中央公園の広場に行って「凧あげ」をすることにしています。そのためのオリジナルの凧も制作する予定です。うめ組の子どもたちにとっては、初めて凧あげに行くので、まず凧あげのイラストや凧の見本を見せてイメージを膨らませてから制作に取り掛かることにしたいと思っています。 また、『お正月の』童謡では「お正月に凧揚げて、こまを回して遊びましょう」とありますが、うめ組からは凧揚げに加えて「こま回し」もするので、オリジナルの「こま」も作ることにしています。 |
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| す み れ 組 | |
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今月前半の保育は、遊戯会に向けての練習を中心に行う予定です。日頃からすみれ組の子どもたちは遊戯が大好きなのですが、舞台に立って大勢を前にすると緊張してしまう子が多く、もみじ組の時の遊戯会では、大半の子が固まったり泣いたりしてしまいました。あれから一年が過ぎようとしていますが、この間、夏の盆踊りや秋の運動会などの大きな行事を経験する中で、人前でも練習の成果を発揮できるようになった子が少しずつ増えてきています。 |
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| も み じ 組 | |
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今月前半の保育は、先月に引き続き遊戯会に向けての練習を中心に行う予定です。練習を始めた当初は、音楽を流してもあまり反応がなく、前にいる保育者を見ているだけという子もいたりしましたが、練習を重ねていくうちに保育者の真似をして少しずつ振り付けを覚え、だんだん楽しそうに踊るようになってきました。また、遊戯会の衣装を着せると大喜びする子がいる一方、なぜか戸惑いの表情を見せる子や嫌がってしまう子もいたりします。そういった子には、自分から「着てみたい」と思えるような声かけを工夫していきたいと思っています。また、多くの人を前にしても戸惑って固まったりすることがないよう、上のクラスの子どもたちが見ている前で舞台練習をする機会を設けたりして、人前でも普段の練習通り笑顔で踊れるようにしていきたいです。当日は、これまでの練習の成果と可愛く踊る姿をご覧いただければ嬉しく思います。 |
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| つ ぼ み 組 | |
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| 給 食 だ よ り | |
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今月の給食は、冬が旬の「大根」・「白菜」・「キャベツ」などの野菜を多く使用します。その中の『大根』は、アミラーゼやプロテアーゼなどの消化酵素が含まれており、でんぷんやたんぱく質の消化を助ける働きがあります。大根には水溶性・不溶性の両方の食物繊維が含まれいるため、腸の働きを活性化し便秘の改善をサポートします。また、水分が多いため腸内の水分量を増やしてスムーズなお通じを促す効果も期待できます。ビタミンCは、免疫機能を高め風邪や感染症の予防に役立ちます。カリウムは、体内の余分な水分や塩分を排出する働きがあります。大根を選ぶ際は、白い根の部分はハリやツヤがあってみずみずしいもの・まっすぐ伸びて丸みを帯びているもの・ひげ根が白くきれいなものがよいです。 |

| 送迎の際は、必ずこども園道路向かいの願生寺駐車場を御利用下さい。 こども園下の道路は「駐車禁止区域」である上に幅も狹く、路上に駐車をされ ますと他の通行車輛の迷惑になるばかりか、こども園と駐車場間を子ども達が 横断する際に、駐車車輛が遮蔽物となり、とても危険です。 御面倒でも、必ず駐車場を御利用下さいますよう、重ねてお願い致します。 |
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| 子どもの施設の安全点検 実施状況確認書 当園は、令和5年3月5日「生活安心プロジェクト」に関する関係局省庁局長連絡会議申合せ、 「子どもの施設の安全全国一斉総点検」に基づき、点検実施状況等について、以下のとおり確認し ましたので、お知らせします。お気づきの点がありましたら下記施設管理者までご連絡下さい。 記 1 当園は遊具安全確認規定に基づき、目視による日常点検を毎日実施しています。 2 令和5年3月5日に遊具安全確認規定に基づき園庭遊具について日常点検を行い 施設の安全性を確認しました。以後も継続的に遊具の安全確認を行います。 令和5年3月5日 施設管理者名 アソカこども園 (連絡先:0994-42-3801) -安心で質の高い暮らしに向けた総点 生活安心プロジェクト -生活安心プロジェクト- 4つの国民運動 |
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