沿 革 アソカ保育園は、昭和27年「(生かされて生きているいのちにめざめる)心を育てる」ことを願いとする仏教の精神を基底に、定員 50名で開園。以後、昭和35年に60名、昭和39年に90名、昭和42年定員120名。昭和53年1月社会福祉法人化。 平成12年度定員90名。2012年2月には開園60周年。 平成28年4月アソカ幼保連携型認定こども園に移行。定員105名 園 名 の 由 来 アソカはもともとはサンスクリット(古代インドの標準文章語句)で「asoka」が正式です。 「a」は否 定「soka」は憂いを意味することから中国では「無憂」と意訳されています。 また、インドにはこの花の名を冠する「アソカ樹」という樹があります。花は鮮やかな赤色で人目をよくひき、インドの文学にはよく出て瑞兆(めでたいきざし)を現します。 お釈迦さまの生母マーヤー夫人が出産のために生家に帰る途中にルンビニー園のこの樹の下で、お釈迦さまを出産したと伝えられていますが、その時の出産が安産であったことから「アソカ樹」つまり「憂いのない樹」の名が生じたといわれています。 園名の「アソカ」は、「憂いのない」ということから転じて「仏さまの庭(世界)」ということを象徴的に表しています。「縁あって、仏さまの庭に集う子どもたち」の「いのちの芽を育む」ことを建園の願いとして開設以来、本園は今日に至っています。 . 園 の 環 境 園舎の背後には、サッカー場・小動物園・市営プール・体育館・野外ステージ・いこいの森などの園外保育で利用できる諸施設があり、四季折々の自然に触れることができる一方、市街地を一望できる場所に位置するという恵まれた環境下にあります。 ク ラ ス 構 成 クラスの構成は、つぼみ(0歳)・もみじ(1歳)・すみれ(2歳)・うめ(3歳)・もも(4歳)・さくら(5歳)の6クラスで、年齢や月齢等に応じた細やかな保育を日々心がけています。 |
「心を育てる」 いま、少子化と共に、子ども達の心の荒廃が大きな社会問題となっています。 キレる子、ムカつく子に対して、周囲の人々は「普通の子だったのに、どうして…?」と戸惑うばかりです。 そんな子どもたちの閉ざされた心の扉をいつの間にか開いてくれたり、キレかけた心を抑えてくれるのが実は幼い日々の経験なのです。それは、まるで魔法のような「心の遺産」とでも称すべき宝物です。 心の遺産。それは具体的には、幼い日々の周囲の大人が身を持って示してくれた、小さないのちを慈しむ心、悲しむ心、愛する心、そしてがまんする心、信じる心などのことです。 聞くところによりますと、船を造るのに一番大切で、難しいことは、船が転覆しそうになったとき、元に戻る力(復元力)をどうやって造るかということだそうです。 いま、こども園でふれあっている子ども達が、将来、困難な状況に陥ったり、あるいは自分自身を見失いそうになった時に、まさに「復元力」となってはたらくのが、「心の遺産」といわれる幼い日々の経験なのではないでしょうか。 いま、出会っている子どもたちの心に、できるだけ多くの心の遺産を残すことを願いとしつつ、日々の保育を進めていきたいと思います。 |
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